DETAIL
7.7x4.2 cm
現在、鉢を制作している作家の中で一番美しい鉢を作る京都の作家、陶愛。
陶芸家なので鉢作家の出せない色が出せるのが魅力の一つでもあります。
陶愛プロフィール
京都府在住
2014年陶芸の道に入り、京焼茶陶の工房にて研鑚を積む。
友人から床の間に合う植物の鉢を依頼されたことをきっかけに盆栽鉢について調べ始め、盆器大図鑑を購入。高橋道八や偕楽園焼のような作品を作りたいと、2021年より陶愛の銘で盆栽鉢の制作を始める。
2023年からは狐狸鉢の銘で5センチ以下の豆鉢も制作中。
成形は、轆轤・たたら・石膏型を作り手起こし、または泥漿鋳込み。
加飾は、泥を搾り出して描くイッチンという技法と、その泥の線を枠として低火度釉を塗りわけて焼き上げる交趾という焼物を得意とする。
趣味と実益を兼ねて盆栽鉢の本を蒐集しており、なかでも忍田博三郎著『盆栽小鉢の面白味 日本の小鉢と陶工』が読み物として気に入っている。